三寒四温の今日この頃。
春に向かって気候が変わりやすいですね。
寒いのが苦手な私にとっては、一日も早く春の花咲く暖かい季節になってくれることを願ってやみません。
梅の花は、真っ先にほころんで春の訪れを報せてくれますね。
さて、今回はよくあるご質問のご紹介です。
「流派によって結果が違うので、知れば知るほど何が正しいのか分からず困ってしまいます…!」
こちらのお悩みは、気学を学んだことがある方でしたら、1度はぶつかる壁ですね。
皆様もご存知の通り気学や風水には様々な流派が存在しており、根幹となる基本的な思想は同じであれども、その鑑定法においてはいくつかの差異が生じることがあります。
私たち鑑定士がご依頼者様に鑑定結果を出す時、それはそれぞれのお師匠様からの教え、そして自らの実践経験、鑑定経験から身についた洗練された統計学が織りなす複雑なものです。
流派それぞれに尊い歴史が積み重ねられている事実を鑑み、敬意を表し、当方は他流派の鑑定の相違についてもし思うところがあったとしても「否定すること」は決していたしておりません。
勿論、当方の意見を求められれば、その知識をご紹介することもあるでしょう。当方の気学研究に基づき、「A説は、どのような説得力を持っているか」「B説に、どのようなメリットがあるのか」ご説明することもできるでしょう。
ですが、その上でどのような流派の知識にご納得されるかは、人それぞれのご意思とご判断に委ねております。
そして私自身も充分自信を持って鑑定業務を行っておりますが、当流派の考えを押し付けるようなことはいたしませんのでご安心ください。
九星気学は、「氣」という目には見えないものを扱う学問であり哲学的な思想でもありますので、しっかりとした歴史背景、文化や生活習慣などの根拠に基づいた知識であることは確かですが、宗教同様、科学的に証明できるものでもございません。
ですが、この世の中には「自分の努力だけではどうしようもないこと」「言葉では説明できないような事象」は確実に存在します。また、この気学という思想が古代中国より伝わってから何一つ廃れることなく、現代まで脈々と受け継がれているという事実こそ、その存在意義や信憑性を確信できる証明であり、皆がその効果を実感したからこそであると感じております。
どの流派が「正しい」「正しくない」という問題に目を向けるより、何より自身の中で統計学を積み上げ、その心身で体験したものこそを尊い結論と成してほしいと心よりご祈念いたしております。
皆様におかれましては、流派の違いも楽しめると良いですね。
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